あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





ニキーチンの積木 :: 2016/01/27(Wed)



この2週間のリボンクラブでは、
キッズプラザでお借りしている貴重な道具を使って、

採取した綿→糸にする過程を体験しています。

上の写真は、綿うちしたフンワリした状態の綿を棒状に巻き、
その先をコマが回る力を利用して撚りをかけて長くしていく工程です。
とても上手です。



サボテンのバランスゲームに挑戦!

子どもたちは、大人が想像している以上に
バランスを崩して倒れる様や音に驚いてしまうようです。

そういえば、わたしも黒ひげゲームはどうなるのか分かっていても剣を刺すのにドキドキしたものです。今でもコワイですね。

それでもコワイ< スリルを楽しめるようになるようです。



この日は、数回にかけて少しずつ取り組んだポットホルダー(写真左)も完成させ、ニキーチンの積木に挑戦しました。

初めは斜めのない9コのモデルで。
普段から折り紙やタングラムでよくあそぶ経験があるためか、上に乗せなくても積木をどう構成すればよいのか「かんたん、かんたん」といった手の運び。

モデルを全制覇したので、次は積木を4コに減らして、
下の斜め面2つが混じったモデルをやってみることに。



初め右の青×黄にチャレンジしましたが、
う~んと悩みます。
『うん、それは難しいからね。「わからない」のが大正解なのよ』と言ってから、
「ほんじゃ、こっちやってみる?」左の赤×白のモデルを渡しました。
すると、これには6面のうちのどの面を使って構成すればよいのかピンときたようで、

「あ、わかった!できた、できた!あ、じゃあさっきのもできそう。さっきのやつかして!」


じっくり考えて課題に向き合います。
ちょっと難しいけど、できるようになりたい。
そんな意欲がムクムク湧いてくるのが見えます。

次は斜め4つ。
青× 黄は直前のモデルでやったのですぐに構成できましたが、
下の赤× 白の構成には手を焼いています。

赤×白の面をどう使うのか?
じっくり考え中。


赤×白面ではなく、赤の面を斜めにして考え中。



・・考え中・・

表情に注目!
笑っていますよね。
この一見イライラしてぐちゃぐちゃにするか、「もう、や~めた!」とあきらめて放り出してもいい状況ですが、彼女は楽しんで挑んでいるのです。

「やって~」と依存することも、や「おしえて~」と解決法を聞くことはしません。

できそうでできない葛藤に耐えながら、長時間考え続けていました。


こんなふうに子どもがわからなくて考えているとき、以前あるお母さんから「教えてあげたらいいんじゃないですか?」と言われたことがあります。

確かに教えてあげれば、すぐにできるようになるでしょうが、

「ジブンで考えてできた!」という満足感や達成感を味わうことや、ジブンってスゴイ!と感じる機会を奪ってしまいます。

彼女が長時間考えることを楽しむことができたのは、「教えない」ことにあると思うのです。
それによって、集中力を持続させたり、葛藤に耐えたり、もっと難しいことに挑戦しようと奮起する力が育まれるのではないでしょうか。


健康な子どもは、教えなくてもわかる時期が必ずきます。
好きなこと(折り紙を存分に堪能したり、タングラムやパターンブロックなどの図形あそび、織り機などの手仕事に没頭できたり、
鉄棒をがんばったり・・)をとことんやればいいと思うのです。


何をサポート(子どもによって異なりますが)して、どのタイミングで行うかの見極めは重要ですが、急がないで待つことがその後の学童期の学習の下支えとなってつながるものと考えています。


するとあるときから、課題に応えようとする姿勢が身についてきたり、苦手や困難から逃避しないで意欲的に取り組めるようになっていきます。


そんな子どもの成長に感動します。


「ゆっくり、しっかり、まちがっていい」が合言葉です。







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今日、朝日新聞を見ていると「0歳からみるみる賢くなる55の心得」という本の広告が出ていました。34万部突破のベストセラーということで、ソニー創業者の井深大氏も絶賛ということです。

読まないで、あれこれ言うのも失礼なので、いまその本を注文したところなのですが・・・・・。

帯つけには「最新脳科学データー満載」と書かれていますが、井深大氏は1997年に他界されています。

1997年以前に出版された本が重版されているのかも知れませんが、それでしたらロングセラーと表現されるはずです。いずれにしても45万部売れているということに驚きました。

ジジの反応としては「まだ、こんなこと言ってるの?」という感じです。
ジジが世間知らずだけなのかもしれませんが・・・・・。

さて、荒尾リボンクラブのレオさんが「あそぶことと現実」というテーマで、素晴らしい内容のブログを書いています。ぜひ読んでください。虹色教室のナオミ先生のブログとリンクされているので、合わせておススメです。

子どもを良くしようとする前に、私たち自身が調整していくこと、学びなおすことが必要かなと思いました。間違わないように子育てしようとすると行き詰ってしまいます。「まちがってもよい」と開き直って考えた方が、風通しが良くなるかもしれませんね。

今回のジェリーさんのブログに「健康な子どもは、教えなくても分かる時期が必ず来ます」と書かれていました。

ここのところの解釈がなかなか難しいところかも知れませんね。

帯山リボンクラブのママたちも、ここのところがなかなか腑に落ちないようでした。説明する側にも責任があるのですが・・・・・・。

今回ニキーチンの4ピース斜めの課題に挑戦した〇ちゃんは、1年後には9ピースの斜めの課題ができるようになっていると思います。

途中で一度も練習しなくてもです。


「あそぶこと」の背景には、不安と怒りがあるようです。

ママのお腹の中が安全地帯としたら、この世に生まれてくる赤ちゃんが不安を感じるだろうことは想像できます。

怒りは、恐怖が襲ってきたときに発動されます。筋緊張が起こり、遁走するか襲撃するか選択が要求されます。

ウィニコットの言葉に「移行空間」という言葉が出てくるのですが、あそぶことはこの移行空間で行われているとジジは大まかに解釈しています。

この移行空間は「本能の世界と現実の世界の中間地帯」と考えてください。ちょっと難しいかもしれませんが・・・。この曖昧な世界の中で、子どもたちは攻撃性を創造性に変えようとしているということです。

レオさんが指摘されたように「考えるだけではだめです。望むだけでもだめです。ほら、してみなさい、触ってみなさい。歩いてみなさい、そしたらこの世の中が怖いものばかりではないということがわかるでしょう。ママはあなたのしていることを見ていますから・・・・」

こんな感じですね。

あとは、安全地帯さえあれば子どもは探求していきます。私たちができることは、年齢に応じた環境を考えてあげることでしょう。

子どもが自力で世界を探求しながら身につけていく知恵と、学校で勉強して身につけていく知識とをごっちゃにしないよう気を付けましょう。

今起こっている現実は「知識が有っても、知恵がない子どもが増えている」と指摘されていることかも知れませんよ。

「移行空間は」現実の世界とは区別されています。それは、子どもの心の中で起こっている出来事です。

ですから、私たちは直接それを見ることはできませんが実在してると思います。

なぜなら、子どもたちは私たちの目の前であそんでいますから・・・。

「子どもはなぜ?あそぶ」暇だからあそんでいる訳ではないのです。

〇ちゃんは、良く寝て、良く食べて、あそんでいれば、1年後にはニキーチンの9ピースの斜めの課題はできるようになっているでしょう。

このあたりのことは、テンプル大学の心理学教授の「子どもの遊びは魔法の授業」という本に詳しく書かれていますよ。

おしまい。なんだか今日は疲れた。あちこち飛んでごめんなさいね。





































  1. 2016/01/29(Fri) 17:31:43 |
  2. URL |
  3. ジジより #-
  4. [ 編集 ]

ママたちの関心事

ジジさん、いつも貴重なコメントありがとうございます。
ジジさんと昭和幼稚園のmasa園長先生のコメントのやり取りもコメント枠では勿体無い内容で、かなり勉強になります。(やや難しめですので必死ですが)

先日、期末テスト明けの二女と近所のカフェにランチに行きましたが、長テーブルに同席していたママ友三人さんのおしゃべりが聞くつもりはなくても否応無しに耳に入ってきました。

私たちが入る前からおられ、小さなコが退屈になってきても構わずずっとおしゃべりの対象となっていたのは、「こどもに何を習わせるといいか」ということに終始していたように思います。

いかに自分の子どもが未熟なところがあるのかを並べ立て、ママ自身の不安を埋めるための習い事のようでした。

「これをさせたらこんな効果があってイイって人から聞いた」ことを、わが子に当てはめるのかーとモヤモヤした気持ちになり、店を出る頃には、私はなんだかグッタリしてしまったのでしたが、それは娘も同様に感じていたようでした。


子どもの幸せを願ってのことだと思うのですが、
良さを尊重することより、苦手をどう補うかにとらわれすぎているように感じました。
子ども不在で、ママたちの不安の大きさが背景にあることが伺えました。

子どもの気持ちがどこにあり、何に向けられているのかをよく知り、その上で子どもの不安を和らげる親でいたいと
願わずにいられません。
  1. 2016/01/30(Sat) 17:15:25 |
  2. URL |
  3. ジェリー #-
  4. [ 編集 ]

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