あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





ジブン自身を励ます子どもたち。 :: 2016/03/03(Thu)



先日、年長さんのリボンクラブでのできごと。

ボブルスという、年齢ごとに多様にあそべる遊具であそんでいたときのことでした。

バランス感覚を養う↓こんな乗り方にチャレンジにしていました。



グラグラして安定していないため、乗るにはかなりの恐怖心と「乗ってヤルゾ!」と奮い立たせるジブンとの間に揺れる心情のなか、

乗れた?と思った瞬間、ボブルス共にゴロンと転んでしまいました。

素材は柔らかく弾力があるものなので安心してあそべるのですが、

このとき運悪く、ちょうどまぶたと鼻のラインをぶつけてしまったようでした😝

ゔっ、これは痛いだろうと思いました。

うずくまって目に手を当ててジッと耐えています。

ここで、「・・だいじょうぶ?」とプライドを傷つけやしないかと恐るおそる尋ねてみました。


うんうんとうなずく年長さん。
必死で耐えようとしている目からはうっすら涙が・・😢

おそらく泣きたくて泣いているのではなく、打った場所が場所だけに自然に出てきているような感じです。


「うん、そこは痛いね」と共感して、年長さんのプライドを尊重して、静かに待つことにしました。


すると、涙を手で拭って見事に立て直しました。
時間にするとほんの数分間のできごとでした。
立派だなと思いました。





また別の日。
金槌でレールの凸を取り外していた年中さん。
金槌は本物ですし、どのように扱うのかもよく知っています。
1回目上手く外せていたことから、少し手元の緊張感に欠けたのかもしれません。

2回目調子よく叩く音が聞こえるなか、突然「イタッ!」と短く切り裂くような声が聞こえてきました。


見ると、金槌を置き親指に注目しています。
どうやら誤って支えの手元を叩いてしまったようです。
それも結構な力だったようで、みるみる色が変わり少しだけ血が出てきました。

レールの凸を外すときは、金槌を短く持ち小刻みに何度も叩かないといけません。
きっと何かが良くなかったと気づいているのでしょう。
大騒ぎすることもなく、静かに、必死で痛みと見た目の変化に耐えています。


「・・だいじょうぶ? ずいぶん強い力で叩いたみたいね」

「・・血がでてきた・・ばんそうこうちょうだい」


その間も必死で痛みと戦っていました。
時折涙を拭う仕草も見られましたが、ジブンで立て直そうとして頑張っている様子に敬意を払って、敢えてそこに触れずに絆創膏と保冷剤を手渡しました。

ジブンで保冷剤をあてがい、ジブンで絆創膏を貼りました。片手で貼るため、シワになってしまっていましたが、ジブンでジブンの世話をした年中さんを尊敬しました。カッコイイなと思いました。

そして、何事もなかったようにあそび始め、ついには絆創膏を剥がしたのか?剥がれたのか?
落ちていました。
もう必要ないのでしょう。


これがお母さんがそばにいたら又違った反応になるかもしれません。ワァワァ泣いたり、お母さんに慰めて欲しくて寄っていったり、立て直すまでに時間を要することになったり。


このところたまたま続けて子どもたちのたくましい姿を目の当たりにした訳ですが、
お伝えしたいのは、
子どもたちはお母さんが見ていない知らない外の世界で実に頑張っている!ということです。


大きくなってできることが増える分、失敗することも、思い通りにはいかないことも、痛くて辛い思いもたくさん経験しているのです。


その分、家では「あなたはがんばっているね」と抱きしめてあげてほしいと思っています。
今ならできます。
思春期になると抱きしめる愛情表現はなかなかやりにくいですから笑!









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二人とも痛かったでしょうね。
なんだかリアルに伝わってきました。

年中さんと言っても5歳になっていると思いますが、年齢が上がるにしたがって行動範囲も広がってくるでしょうから、その分危険のリスクも高まってくるでしょう。

だからと言って籠の中で飼う訳にも行けないでしょうから、ママの心配の種も増えてきますよね。

家庭という枠組みから、家庭の外というフィールドにでることによって、親以外の人々との関わりも増えてきます。

そうしながらタクマシク育っていくのだと思います。

それにしても、痛い思いをしたのにジタバタせずに「うっ・・」ってガマンできましたね。

ジブンが痛い思いをしたのは、ママのせいではなく、ジブンの行為の結果であることにウスウス気づいてきているのかも知れません。それに何よりも、他者の視線を意識するとジタバタするのはなんだか恥ずかしいですよね。

オトコノ子のプライド?

複雑な感情ですが、使い方によっては「いい感じ」になるでしょうね。

おおよそ5歳から7歳にかけて、オモイドウリにナラナイ出来事にであったとき、くやしい・・・、はずかしい・・・・、憎い・・・・、ツライ・・・、イライラするなどのマイナス感情を、どのようにコントロールか?というテーマと向き合っていくのではないかと思います。

マイナス感情が引き起こされるときは、何らかの原因があると思いますが、それに遡ることができれば、他人に八つ当たりすることもすくなくなって、友だちもできやすくなっていくのでしょうね。

ある結果に対して、それらの原因にさかのぼって考えようとすること、こういったパターンを繰り返すことで、メタ認知力がついていくのだと思います。

「ジブンでジブンで・・・」という自我意識が中心になっている時代から、ジブンの行動や気持ちを振り返る自己意識が生まれるのが、おおよそ7歳くらいと言われています(インテグラル・ヴィジョンから)。

このあたりが、リボンクラブが目標にする出口論かも知れませんね。

あそぶことで身につけていく、もっとも豊かな果実として、「わが身を振り返って、戦略を立て直すパターンを身につけていくこと」があるように思います。

そういう意味では、小学生時代こそ第3世界であそんでほしいですね。

第3世界というのは、田中昌人・杉江先生の著書にでてくる言葉ですが、身近な自然や公園や原っぱのような、道草のできる世界のことです。

親や先生のいない世界で、ジブンたちで探索したり冒険をします。勿論ケンカをしたり、叱られたりすることもあるでしょうし、思わぬリスクを負ってしまうこともあるでしょう。それだけに真剣ですよね。しかし、後日振り返ってみるとそこから学んだこともたくさんあることに気づくものです。

残念ながらそういったスペースは激減してきているのですが・・・。



それにしても、

ジタバタせずに「うっ・・」ってガマンしました。

いい感じですね。


痛かったとは思いますが・・・・。








  1. 2016/03/08(Tue) 17:10:51 |
  2. URL |
  3. ジジより #-
  4. [ 編集 ]

Re:

ジジさん

親や先生のいない世界で、ジブンたちで探索したり冒険をします。勿論ケンカをしたり、叱られたりすることもあるでしょうし、思わぬリスクを負ってしまうこともあるでしょう。それだけに真剣ですよね。しかし、後日振り返ってみるとそこから学んだこともたくさんあることに気づくものです。


こんな日々が宝物ですね。
じぶんのこれまでの人生を振り返ってみても、小学生時代はとてものんびりしていて、永遠に子どもでいるのでは?と思っていました。中学生になると、中間・期末テストとあって否応なしに順位が出ましたからそうも言ってられなくなりました。中・高校は駆け足でしたね。
ありあまるほどの時間と、あそぶ空間と仲間がいました。
ちょっぴり危なそうな場所で探検したり試してみたり、秘密基地を作ったり、ケンカしたり、仲直りの仕方を考えたり・・今子どもたちはこんな宝物の時間を持てているのかな?と、夕方元気よく帰ってくる息子の顔を見て思います。「よく遊び、よく学べ」ですね。
  1. 2016/03/09(Wed) 07:07:00 |
  2. URL |
  3. ジェリー #-
  4. [ 編集 ]

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