あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





「きまり」を守らせることと同じくらい大切なこと。 :: 2016/03/04(Fri)




先日、小学校の懇談会で「小学生が子どもだけで校区外へ行っていいの?」と保護者の中から質問がありました。


地域の小学校には
子どもだけで校区外へ行ってはいけないという校則があるところがほとんどではないかと思います。(あまり普段意識することはありませんが)


ウン十年前、わたしが通った小学校にもありましたから昔からそんなきまりがあるんですね。

そのことについて特別深く考えたことはありませんでしたが、懇談からの帰り道になんだかモヤモヤしてしまいました。


なぜいけないのか?


子どもたちだけで遠く離れたところへ行っては危ないんじゃないか?ということが挙げられます。

普段、生活に使っていない場所の交通事情を知らないから交通事故に遭うかもしれない。
知らない人に声を掛けられるかもしれない。
悪い人にどこか連れて行かれるかもしれない。
ゲームセンターなどのお金を換金してあそぶような場所では、お金をめぐるトラブルに遭うかもしれない・・などなど例を挙げたらキリがないくらい、知っている大人の目がないことで事件・事故に巻き込まれる可能性があります。



広く社会的には事件・事故を未然に防ぐためであり、
子どもたち自身が、きまりを守ることが危険から身を守り、安全に暮らすためと知るためにあると思われます。



さて、わたしはというと
よくよく思い出しでみると、小学3年の頃、友だちだけで校区外にある市立図書館に行っていました。部屋を暗くして始まるお話し会は、どんなお話の世界に入っていくのかワクワクしたものです。小さな部屋はそんな子どもたちでいっぱいでした。田舎ですから娯楽施設もなかったのです。

4年の頃には友だちと連れ立って、これまた校区外にある駅前のショッピングセンターへ行っていました。
「してはいけない」と知って行っていましたからきまりを破っていたことになりますね。
校区外に出る道中はちょっとドキドキしていました。なんだか大人になった気分で、歩いていくごとに家から離れていくことにどこか誇らしささえ感じていました。

ショッピングセンターには、近所にはない見たことのないファンシーグッズが所狭しと並べられたお店があり、そこでかわいい文具やグッズを見るのが大好きでした。
小学生ですから、持っているお金は数百円くらいだったと思います。
なけなしのお小遣いの中から、お気に入りのえんぴつや消しゴムを同じキャラクターで揃えたりするのが楽しくて仕方ありませんでした。

また買えなくても手にとって見ているだけで幸せな気持ちになったり、憧れを抱いていました。


わたしが子どもの頃はそんな大人の作った社会のきまりの中にも隙があって、自由に出入りできた時代だったのでしょう。
(当時懇談で話題にのぼっていたかは知る由もないのですが、先生や母から咎められた記憶はありません。)


「校区外」には普段生活している圏内にはない魅力や刺激あり惹かれるのです。
お金をどう使うのか考える機会にもなっていました。


わたしの経験を持ってしても、今の子どもたちも同様に「校区外」に行きたくなる気持ちはよ~くわかるのです。


私たちの子ども時代と違っているのは、今の子どもたちの遊び場がないことです。
近くの公園でボールあそびをしていたら、学校に苦情の電話が入ります。校庭でもバットは禁止です。仕方なく住宅の前の広めの路上でボールを蹴ると、駐車してある車に当たってしまいます。

そうなると広い場所も必要とせず、じっとしたままあそべるゲームになってしまうことも、今の時代ならわかるような気がします。


余談になってしまいましたが、
子どもにふりかかるかもしれない全ての事故・犯罪から守ることは大人の力だけでは不可能ですから、子ども自身が交通ルールを知り守ることや、「校区外」に行かないことが、ジブン自身を守るためと知ることは大切なことは言うまでもありません。


しかし、どんなに大人がルールを作っても、
大切か知らせても、
それでも子どもには好奇心が勝ることもあると思うのです。
(子どもだった私たちのように)

子どもにルールを守るよう伝えることも必要ですが、今の時代にも同様に見守る大人の姿勢も必要だと思います。


「見守る」とは抽象的な表現ですが、
校区外で子どもに会ったとしたら挨拶し、「アレー、ここまであそびにきたの?」などと和やかに声をかけると思います。
会話して状況を確認し、保護者と一緒なら安心ですし、子どもたちだけならお金や帰る時間のことなど気をつけるよう注意も付け足せます。
あなたたちは大人の宝であって、たくさんの大人に見守られ育っていますよ、というメッセージを送ることと言い換えられるかもしれません。


昨年大阪で、深夜に商店街をウロウロしている中学生二人が犯罪に巻き込まれる凄惨な事件がありました。
報道後、「親は何してるの?」とか「自分の地域で子どもが朝方までウロウロしてるなんて考えられない。誰か注意しないの?」などと非難の声が上がりました。


その通りだと思います。
しかし、子どもは親だけではとても育ちません。
たくさんの地域の目があれば、防げる犯罪もあると思うのです。


子どもが自分の身を守るための知恵を持つことに加え、大人も「アレ?気になるな」と感じたら遠慮しないで声をかけることが、事件や事故を未然に防ぐことにつながると思います。


アレもダメ、コレも危険!だからルールでくくりつけよう!
ではなんだか息苦しく感じるのです。





わたしの娘たちは、電車やバスを乗り継いで「校区外」の学校に通っておりました。
心配もしましたが、お陰さまでこれまで無事家に帰り着いていました。
小学校低学年のうちは帰りに眠ってしまうこともあったようで、たまたま乗り合わせた親切な方に起こしてもらうなど、わたしの知らないところで地域の方々にずいぶんとお世話になったものでした。


「校区外」が直ちに危険という訳ではありません。それも、みんな知っていることです。
「よその子に何か言うのはいけないんじゃないか」と思うより、私たち大人も協力して「みんなで育てようよ」という方が子どもたちが安心して安全に育ってゆけると思うのです。


懇談を終えた今、学校側がさらに厳しいきまりに変えたり、新たなきまりを作らないよう願いたいところです。














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