あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





「こびとのごはん」始めます! :: 2017/06/23(Fri)


以前住んでいたところで加入していた生協のこども向けワークショップに『食育の会 わくわく』というのがありました。


わくわくさんは、生協の組合員の3歳以上の未就学児を対象にしたお料理教室なんですが、

その大きな特徴が、
こどもが豆腐を手のひらにのせて包丁で切ったり、
キッチンバサミも使ってアジを三枚に下ろしたり、
昆布や煮干しからだしをとってお味噌汁を作るなど
大人顔負けの、一見


危ないんじゃないの?
できないんじゃないの?

と心配になったり、大人が代わりにやるであろう工程を、全てこどもがやるというものです。


こどもが調理中、親は調理室の端で見学。
一切手伝うことはしません。こどもに話しかけたり、注意するのも禁止!
お口はチャックです笑
もちろん、カメラを向けてこどもの注意力が欠けるような行為は全て禁止。徹底しています。


とても人気のあるあるワークショップでしたが、息子が3歳のときに参加できる機会を得ました。


過去このブログでも何度か紹介してきたことがあるのですが、息子は大人が期待しているようには行動しない特性があり、それまでも退屈するとぶらり部屋から出て行ったり、したくないことはいくら誘われても促されてもしないようなコでした😅


講師の話が座って聞けるかな?
今、大事なこと話してるけどちゃんと聞いているかな?
うまく手を動かせなくてケガややけどするんじゃないかな?
イヤになって室内を走り回るんじゃないかな?

いろんな心配がありながらもスタッフに委ね、
喉元まで出かかった呼びかけをこらえるのが精一杯でした。



小さなコがお料理をするためのわくわくさんの準備は
小さなこどもに合わせたこどもサイズの調理器具が用意されます。
調理台までの踏み台の高さもこども1人ひとりの身長に合わせて用意してくださったり、利き手がどちらかなど前もって尋ねて調理しやすい配置になるよう考えられていました。
何よりもほぼマンツーマンぐらいの大人の見守りがあるということが3歳のこどもが安全に調理することを可能にしていました。
道具などの配慮と人的なサポートですね。


このような頭の下がる手間とサポートのお陰で、
心配だらけだった息子が無事に昼食をジブンの手で作り上げることに成功したのでした。



この子にはムリなんじゃない?
包丁なんて危ないわよ。
やけどしないかしら?
と思われる方もいらっしゃる一方、

こどもとお台所に立つことの良さを知る大人はたぶんたくさんいらっしゃることと思います。

それでも、こどもにさせると余計大変だわ。
こちらに余裕がないと誘えないわ。
自分ひとりでした方が早いし、汚れないし・・などなど
あるでしょうが、

わたしは小さなこどもでもできるんだ!
危ないとわかれば注意して慎重に扱えるんだ!


こんな喜びを共有したくて、
現在リボンクラブでも機会あるごとにこどもがお台所に入って、お母さんがしていることをこどもにさせてあげてください、と伝えています。


池田ルームでは、年に一度夏休みを利用してお料理する機会を作っていますが、スタッフの人数から年長児のみの参加が精一杯というところ・・。
なんとか対象年齢を広げてできたら・・と思っていたのです。


それから何年も経った訳ですが、
わくわくさんと同じくこどもにホンモノ体験をさせてくれるお料理教室の講師と知り合うことができました。

あとになって気づいたのですが、わたしは料理研究家 坂本廣子さんの理念に共感したのです。
わくわくさんと同じく坂本さんのキッチンスタジオで学ばれた講師の方です。


今回、ご自身の店を持つにあたり大変お忙しくされているなか、わたくしのオファーに応えてくださることになり、念願の3歳児からのお料理教室を開くことが決まりました!(ありがとうございます😊)


(坂本廣子さんの著書には『台所育児~1歳から包丁を~』があるのですが、まずは3歳児さんから初めてみますね)


坂本廣子さんのいう『台所育児』とは難しそうに聞こえるかもしれませんが、こどもはそんなに未熟じゃないよ、余計なことを言わず、辛抱強く待ち、誘い、できる喜びを共有しよう!というものです。


なんだかリボンクラブに似ていると思いませんか?

リボンクラブのこどもとの関わる手段が「あそび」なら、坂本さんの提唱する台所育児でこどもとの関わる手段が「おりょうり」なのです。
大人のスタンスは基本的には同じで、五感を使ってホンモノ体験をすること、危険なことはなるべく禁止したり辞めさせるのではなく、こちらが配慮して見守る。
ゆっくり流れる素敵な親子時間だと思いませんか?


この夏に行うことになったお料理教室を通じて、
こどもたちにはホンモノの生活経験を、
保護者の方々には新たな発見や気づき、日常生活に取り入れるための何かのヒントとなればよいなぁと考えています。


講師にご協力いただいて実施可能となったこのお料理教室に名前をつけました。


「こびとのごはん」



こびとのごはんでは、どれだけのことができるのかまだわかりません。でも、想いだけあっても、やってみないとわからないこともあるだろうと覚悟を決めてスタートするつもりです。
こちらもどうぞよろしくお願いします!























  1. おりょうり
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ボードゲームを楽しめるということ :: 2017/06/21(Wed)


4歳前半◯ちゃん。

紙に描かれた絵に添って、穴に針をとおすことができます。


4歳後半の★くんと一緒に果樹園ゲーム。

そうそう、おんなじ色のところに、木ノ実を置いていくのよね。
果樹園ゲームはルールは説明するまでもなく、見てわかる易しいゲーム。

勝敗がつかない平和なゲームですから、ゲームに初めて出会うコたちにぴったりです。



次に選んだテンポフィッシュも色合わせの要素と魚・釣り人のアクションが違うのが面白い協力型のゲーム。
リニューアルしてコンパクトサイズになって戻ってきました!


この日、★くんは初めてボードゲームをルールに従ってやり切りました。
それまではやりたがらなかったり、やり始めてもマイルールに変更したり、それでもやはり面白くないからか「もうやめた~」と言って別のあそびをはじめていました。


わたしは「それでもいいよ」、と★くんがしたくなるのを待っていました。

少し前から、わたしが別の子とゲームをしているそばに立ち、ジッと見ていたり、ちょっとした役割を与えると担当してくれる様子があったことから、★くんがゲームを楽しめるようになるのは時間の問題だと思っていました。
ついにその日がやってきました!


◯ちゃんは引き続きゲーム、★くんは釘打ちの道具を選んできました。



◯ちゃんは思い通りにならないときに「チガウ」を受け入れられなくて泣いたり怒ったりしていたのが昨年。
そこから、ゆっくり自分を調整する準備が整い、盛んにゲームを選択し、楽しむようになりました。
それまでの生活経験にも助けられ、ジブンの外側にあるヒトや出来事に適応できるようになってきました。

★くんは安心な空間を確保するため、近くに他者がいるのはドキドキすることがありました。そのため、小さいときは手が出ることもあったようで、お母さんも気掛かりだったでしょうが、もうそんなことはありません。
写真のように接近して(安心できる相手と知っている)、一つのおもちゃを共有して楽しめるよう成長しました。
また、ルールに従ってあそぶのは難しいところがあり、持ち前の発想力で素敵なストーリーを思いつき、その世界へ他者を巻き込む展開でした。それは面白いのですが、終わりが見えずジブンが飽きたらおしまいでした。
この展開だと★くんに添ってくれるパパやママ、わたしのような大人だと他者と共有できますが、子ども同士ではなかなかあそびが続かないことが考えられます。
そんな時期を経て、今このようにジブンを調整してゲームを楽しめるようになったのは、とても大きな節目を迎えたのではないかと感じております。


周りのヒトや出来事に適応してジブンを調整する力とボードゲームで楽しめるようになることは相関性があるようです。



  1. 誇り高き 4歳児
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第3の世界 :: 2017/06/11(Sun)


ある日の年長さん


ドメモという数のゲーム。
見えている数から見えない自分の数を推測する難易度の高いゲームです。

写真は何が何個あるのか確かめているところ。


蝶結びを練習中。

グルリと回してからが難しい・・!
ガンバレ~


「マスコット人形を作りたい!」型紙から起こしてフエルトで作りました。

中に綿を入れ、吊るせるよう紐も縫い付けて。



砂あそびに没頭。

固めて崩して、集めては切って・・
写真はお蕎麦を作っているところだそうです。


紙の形、「ながしかく」の群生化課題。

今年はこれを布に転写して縫いさしをします。


幼児期後期になると指先一本一本がよく動き、かなり難しいことができるようになりますね。

また、その巧緻性だけではなく、
プレイングの90分を何をするのか計画を立て、修正しながらも遂行する力があります。
相手の要望を受け入れつつ、柔軟に対応できます。



幼児期後期の子どもたちの新しい発達の力は、その力が自ら生まれ、生まれた力を自らが活動させていくことのできる発達関係をもつことによってなかまと一緒に自らを育てていくことができます。その場所は遊びの世界です。
もし、これまでの発達の世界が遊びの世界を中心としてつくりかえられ発展していかなかったならば、新しい発達の力は健やかに生まれ育つ場をもつことができないでしょう。



「子どもの発達と診断5」著 田中昌人/田中杉恵


  1. 心・身体の制御 5歳児
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描画ってたのしいな! :: 2017/06/01(Thu)

2歳半の★ちゃん。

輪ゴムを引っ掛けたり、粘土あそびでは指でつぶしたり、道具を使って穴を開けたり、伸ばしたりと
できることがグングン広がってきました。



描画の様子。

筆を右手で握り持ち、正中線でグルグル丸を描いています。


〈1歳の頃〉

打点、手についた絵の具をじっと見る。


画用紙の右側(利き手)に打点。
瓶の中の絵の具を混ぜることが楽しくなったかな?(昨年8月)


今はこんなに真剣な眼差しで集中して描くようになりました。

これでヨシ、と終わりを決めると色を変えてグルグル。
色を重ねています。


3色の混色グルグルを堪能したあとは、気持ちの切り替えがあったようで、

画用紙の右側のスペースに上下の真っ直ぐの往復線を描きました!



随分と肩や腕の自由度が増してきましたね。
ボールを投げたり、投げてもらったボールをキャッチすることもできます。


イヤ!ダメ!真っ最中の★ちゃんですが、
出来ることが増えて、バラエティに富んだあそびが可能になってきました。







  1. いやだ!ちがう!2歳児
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島根から祖母が :: 2017/05/24(Wed)


わが家のことですが、
先週は5日間、実家のある島根から7時間かけてバスで母と祖母がウチに滞在しました。
祖母は今年米寿のお祝いをしたところです。

よくも長時間バスに揺られて大阪まで来れたものだと驚きました。

足が動くから元気で、よっし大阪いこー!という気持ちになれるのでしょう。
足が動かなくなったら、何をするのも億劫になるし気持ちもふさいでしまうのではないでしょうか。
この歳まで大病を患うことなく、沢山のひ孫に逢えるほど健在であることは嬉しい限りです。


滞在中、どのように過ごすのか?

案を巡らせていました。
元気とはいえ足腰は弱り、歩くと疲れてしまうことは母から聞いていたので、一日1ヶ所出かけたら翌日はお休みするというのんびりスケジュールを立てました。


家にいるときは、頼んだ訳ではないのですが、
母と祖母は日中出入りするわたしに代わり、家事や生い茂った庭仕事をして過ごしていました。

何も大阪まで来てそんなことしなくても、と言うのですが、気になるのでしょうね。
甘えてしてもらうことにしました。


40過ぎのわたしですが、母や祖母にしてみれば
至らない娘であり、孫なのでしょう。


ピカピカのキッチン、スッキリ剪定した庭木は気持ちのよいものです。


リビングにゴミ箱を置いていないことを不便に思ったようで、二人の生活の知恵なのか、チラシで箱を折り、ゴミ入れとして使うようお達しがありました笑

また、新聞紙で大小の袋が折られ、残飯入れや犬のウンチ入れにと。

そんな調子でお風呂場にもトレーで作った石鹸入れなど作品を置いて帰ったのには、二人が帰った今となっても見るたびニヤリとし、温かい気持ちになるのです。


そんなふうにして過ごした祖母ですが、
毎日欠かさずやっていたことは、朝の散歩でした。

犬の散歩と一緒に行かないかと誘いましたが、
「(わたしと犬が)歩くのが早いから」と断られ、自分のペースでゆっくりと歩くのを楽しんでいるようでした。


滞在3日目くらいで、かなりの生活地図が出来上がっていることには舌を巻きました。
北へ歩くと学校があること、まっすぐ歩いていく小学生と、道を曲がる小学生を不思議に思ったり(うちは校区の境い目にあるのです!)、スーパーが2軒あること、公園があること、かなり知っていました。


祖母が帰れなくなったらどうしようかと案じ、携帯持った?と尋ねたのですが、そんな心配は必要なかったようです。

ちなみにわたしと母は知らないところをウロウロするのは帰れなくなるんじゃないかと心配になるので進んで行きたいタイプではありません笑


大阪の主要な観光名所はだいたい行っている祖母に
どこか行きたいとこある?と尋ねると、
「スーパーに行きたい」というので、

え~っ、スーパーなの?と思いつつ、
「近所のスーパーはそんなに品数ないから、いろいろ売っててわたしの好きなスーパーに連れて行ってあげるよ、車で」と言うと、


それは必要ない、歩いてスーパーに行ってくる!と行って母と出かけて行ったのでした。


今回の祖母たちの来阪には、いろいろ考えさせられることがありました。


「ついそこ」が祖母には足腰がツラく大変であること、
いつも歩く阪急からJRの乗り換え通路は難所でした。

目的地までに食べるところなんて山ほどあると思って調べずに行ったら、高齢者には遠く、
なるべく歩かず移動できて食べれるところは満員で入れませんでした😱😱

おばあちゃん、ゴメン・・


みちみち休憩をはさみ、わたしが予定していた時間より倍の時間がかかり、昼食を急がなければならなくなってしまったことを申し訳なく思いました。


わたしが良かれと思って計画したことは、祖母にはツラかったかもしれません。

祖母は特別なところに連れて行ってほしいのではなく、
行きたい!と望んだのは散歩であり、近所のスーパーに歩いて行くことでした。


ジブンの出来る範囲で、ジブンが興味のあるものをジブンで選んで見てまわりたかったのでした。


おばあちゃん、あちこち疲れたね。
ゴメンね!
これに懲りずまた来てほしいなぁと
高齢者と行動を共にする際の配慮に欠けていたジブンを反省したのでした。



と、同時にこれって乳幼児にも通じることなんじゃないかと思ったのです。


ジブンの家の周りをお散歩して生活地図を広げたいと思ってるんじゃない?


特別な場所より、安心できる家族と近所の公園に行ってあそびたいと願ってるんじゃない?

祖母は大人だから、
疲れる、しんどい、痛い、こうしたいって言語で伝えることができるけど、

大人に説明して納得させる程の話し言葉を持たない乳幼児はどうやって、パパやママに伝えることができるの?


過敏性の強いコはどうやってそのつらさを訴えることができるの?


私たちは、私たちと違う乳幼児や高齢者や過敏性のある少数の人たちなどに寄り添う努力が足りていないんじゃないかと反省する機会となったのでした。







  1. 日々のこと
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